技術ブログ
2020年11月16日
[動画]
動画マーケティングのトレンドとは?
ここ数年ソーシャルメディアを賑わしてきた動画マーケティングはますます加速しています。 動画広告の市場が拡大を続ける
なか、自社でも動画広告を始めようと検討されている方も多いのではないでしょうか。
動画広告の増え続ける背景
スマートフォンの画面サイズが大きくなり、動画再生に最適になりました。カメラ機能の進化も大きく、簡単に高画質な動画撮影が可能となりました。撮影した動画は気軽にSNSに投稿することができるようになり、SNSの普及に大きく貢献しています。
SNSでの動画広告量も飛躍的に増加しています。例えば49歳以下は70%以上が月に1回以上YouTubeを利用しているというデータもあります。
また、通信回線も4Gから5Gへと変わり高速化しています。データ容量の大きいコンテンツの表示も可能になりました。5Gは4Gの通信速度の約1,000倍といわれています。Wi-Fiがなしでも動画を楽しめますので、今後も動画広告の活用は大きく広がるでしょう。
最新の動画広告トレンド
インストリーム広告
インストリーム広告とは、動画再生中に流れるテレビCMのような広告です。
動画再生の前後や再生中に挿入され、挿入するタイミングは広告主が選べます。挿入される広告の形態はスキップが可能なスキッパブル広告とスキップが不可なノンスキッパブル広告があります。
多くはスキッパブル広告が利用されており、再生後5秒で視聴者が広告をスキップできるタイプの広告になります。インストリーム広告の需要は年々拡大傾向にあり、今後さらに発展するとみられています。
インフィード広告
SNSやオウンドメディア、ニュースアプリなどで、フィード(タイムラインとも)型のコンテンツの間に、表示される広告です。
通常の広告と大きく異なる点は、コンテンツに溶け込ませて表示することで、違和感を持たせずに視認されやすい広告です。
インバナー広告
所定の広告枠内に配信される動画広告です。かつて主流だった静止画やテキスト中心のバナー広告の動画版と考えるとわかりやすいかもしれません。コンテンツ視聴の有無にかかわらず動画の再生が始まるため、動画広告を普段視聴しないユーザー層にもアプローチできるメリットがあります。
6秒動画
Vineは2017年にサービス終了となりましが、6秒動画はYouTubeのバンパー広告として提供され、多くの企業が利用しています。動画広告の調査では、61%のブランド認知度向上に貢献をしたとのことです。また、頻繁に動画広告が流れるのを好ましく思わないユーザーにとっては、受け入れられやすいと考えられます。
セカンドスクリーン現象
テレビやパソコンを見ながら、スマートフォンで情報を検索したり、ショッピングをしたり、ソーシャルメディアに投稿したりする現像です。セカンドスクリーン現象にある視聴者の31%は関連コンテンツをウェブで閲覧しており、19%がSNS上で関連する話題を会話をしているとされています。そのため、セカンドスクリーン現象をふまえたうえでのコミュニケーション設計をおこなうと、より高い効果をえらるでしょう。
ナノインフルエンサー
フォロワー数500人〜5,000人程度のSNSアカウントのユーザーを指します。高い専門性を持つのが特徴です。実際に商品やサービスを体験し、その様子や感想を動画で配信することで、ターゲットに確実に訴求することが見込めます。身近な存在として企業の宣伝色を感じさせずに、多くの人に商品やサービスの宣伝できます。
バーチャルインフルエンサー
実在する人ではなくデジタル空間で作られたインフルエンサー。キャラクターや架空の人物を模したCGや人形を用いて、商品やサービスをアピールする動画を作成し、SNSやウェブサイト上で配信します。インフルエンサーの活用への課題として、広告主がインフルエンサーのコントロールをしづらいという点がありますが、バーチャルインフルエンサーなら抵抗なく利用できるのではないでしょうか。
縦型動画広告
これまでは動画広告をPCで見ること一般的でしたが、スマートフォンの普及により、縦型の動画広告が増えています。普段スマートフォンをタテ向きで使うことが多く、1分以内の動画であれば約60%の人が縦向きのまま視聴するという結果が出ています。ユーザーにストレスを与えず、強くアピールできるため、今後ますます増えていくと予想されます。
まとめ
動画広告は、5G回線のような高速通信インフラの普及に後押しされ、ますます市場が成長しており、多くのユーザーが日々触れる広告の一つとなっています。ユーザーの「見る目」も、次第に肥えていきます。効果を出すためにはトレンドを把握することが重要となります。
この記事を書いた人
kayama
取締役、アートディレクター
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