技術ブログ
2021年10月29日
[SNS]
SNSやメッセージサービスを管理する、一元管理ツールの比較

便利なウェブアプリ、チャットツール、SNSなど複数のアプリやwebページなどを立ち上げていませんか?。
チャットツールだけでも、Slack、ChatWork、Discord、Facebook Messenger、Skype、Google Hangoutsなどなど。使うアプリをひとつに絞れるといいのですが、社内とクライアントとで使っているツールが違うこともあります。
また、SNSやメールで複数アカウントを持つこともあり、ブラウザはダブだらけ、アプリによっては専用のソフトを立ち上げたりすることもあるので、切り替えが面倒です。注意していても見落としてしまうこともあります。
そこで、この状況を解消してくれるのが「一元管理ツール」です。代表的なツールの特長を紹介します。
一元管理ツールとは
複数アプリや複数アカウントを1つのアプリで管理・表示できるのが、「一元管理ツール」です。
よく使うアプリやWebページを登録しておけば、簡単に起動・操作でき、デスクトップをスッキリとまとめてくれます。
通知もまとめられるので、見落としが少なくなります。
各ツールの紹介
station
Windows・Mac・Linuxに対応
670以上の アプリが利用可能。世界中で使われているほとんどのWebサービスに対応しています。
Dropbox、Spotify、Uber、Linkedin、Atlassian、Airbnbなどの企業で導入されています。
アプリケーションごとに自動でグループを作成してくれます。シンプルにまとまるので、必要なものを簡単に見つけるできます。
アプリやページ全体を検索することができます。ドキュメント、ToDoリスト、スプレッドシート、会話など、どんなものでもクリックするだけで検索できます。
通知もアプリごとに設定することができます。気を散らすことなく、仕事に集中できます。
stationのログイン方法は、Googleアカウントです。ログインするだけで、自動的にGoogleの各サービスをデフォルトで使用できます。
アプリは使用時にロードされるため、メモリを節約できます。
対応サービスは多いのですが、アプリのアイコン及びタイトルは変えられません。同じアプリで複数アカウントを使い分けている人は、同じアイコンが並ぶことになるため、どのアカウントか分かりにくくなるかもしれません。
Franz(フランツ)
Windows・Mac・Linuxに対応
対応サービスは他のアプリに比べて少なめですが、主要なアプリはほぼ網羅しています。
SNSやWebアプリをいくつでも登録できます。これにより仕事用と個人用で同時に管理することできます。別のFacebookアカウントを5つ使用するなんてこともできます。
グループを作成して簡単に切り替えもでき、特定のプロジェクトで必要な通知のみを受け取る設定も可能です。
SNSのメッセージ内の単語または文を選択し、2回クリックするだけでToDoリストの項目にできます。
アプリのアイコン画像を変更できるので、複数アカウントを登録するならアイコン画像も変えておくと、視覚的にもわかりやすくなります。
英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語などの言語にも対応しているため、複数の母国語を持つ外国人がいるオフィスでも使いやすいでしょう。
無料で使い続けられますが、有料プランにすることで広告を非表示にしたり、チーム管理ができるようになります。
便利なアプリですが、挙動が不安定という口コミがいくつか報告されています。
Rambox
Windows・Mac・Linuxに対応
本来は有料のアプリですが、SNSやメッセージなどコミュニケーション用のアプリのみに対応したが無料も提供されていて十分に使用できます。Ramboxの特長は動作が軽いこと、Station、Franzと比べても動サクサクと動きます。
有料プランの機能となりますが、不要な広告やポップアップをブロックすることができます。
JavaScriptやCSSを各サービスに設定して、より使いやすく調整したり、アプリにも独自のCSSを追加してスタイルを調節できます。
有料プランは対応サービスを99種類から600種類以上に増やせたり、広告ブロックや、CSSでのアプリの見た目の変更、仕事時間の記録、アプリケーション内の単語の検索などと、有料にすると様々な機能が解放されます。
オープンソースが公開されているので、任意のサービスを追加できます。アプリごとにタブの名前を変えられ、複数アカウントを使いたい人には便利な機能でしょう。見た目にこだわりたい人や、複数アカウントを使い分けている人におすすめです。
Stack
Macに対応
Stackはオランダで開発されたアプリで、2018年10月には優れたスタートアップを選ぶTech Crunchでピックアップされ話題になりました。スマホ用表示を利用し、全てのアプリを1画面でマルチに表示することができるのが大きな特徴です。
アプリ毎にグループを作れます。この機能で、関係性の強いアプリ同士をまとめて閲覧できます。カテゴリーの移動は、ショートカットが用意されていて、操作も簡単です。
アプリ内のリンクもStack内で開くことができます。ちょっとしたリンクもすぐに確認できます。別のブラウザが立ちがることもなく大変便利です。
Chrome拡張機能を使用することもできます。ほとんど同じように機能します。
ポップアップ通知されるアプリはわかりやすいのですが、チャットワークなどはサイドの通知バッジで確認するしかないのですが、通知バッジが小さく色も目立たないのでちょっとわかりづらいです。
現在はMacのみで、Windowsでは使用できないようです。
Biscuit
Windows・Mac・Linuxに対応
Biscuitの大きな特長は、複数のアプリケーションを一元管理できる「ブラウザ」という点です。stationなどからの乗り換えしている人も多数。動作も軽くストレスはありません。
仕事用と個人用などで同じアプリを使用している場合でも、グループを作成して管理することができるのでとっても便利です。
アプリごとに独立した管理ができます。複数のGoogle、Twitter、Facebook、GitHubアカウントなどをきっちり分けて、安全に利用できます。
関連するタブは自動で整理整頓してくれます。Gmailで届いたGoogle Driveのリンクをクリックすると、自動的にそれぞれのアプリでタブとして開きます。
各クライアント、プロジェクトごとに違ったチャットツールやプロジェクト管理ツール使用してませんか。よくあることかと思います。Biscuitならプロジェクトごとに分けて登録することができます。
アプリの登録も簡単です。追加ボタンをクリックして、一覧から選ぶことができます。
多くのアプリをサポートしていますが、もし一覧にないアプリでもURLを指定して、自由に登録ができます。アプリごとの通知設定もサポートしています。アプリごとにオン/オフを切り替えて設定できます。
もちろん、一括ミュートで集中モードに切り替えることも可能です。
チャットツールを複数アカウントごとに分けて登録するといった使い方ができます。そもそもアプリが対応していないと登録できない、ということがありません。BiscuitはWebアプリケーションとして動作するサービスであればほぼ登録することができます。公式に追加して欲しいアプリがあれば、リクエストすればすぐに対応してくれます。
まとめ
紹介したアプリはどれも簡単に導入が可能なものばかりです。
通知を見逃してしまったり、アプリを間違って閉じてしまうイライラも減ることでしょう。
複数のSNS・Webサービスの管理に悩んでいる方は、ぜひお試しください。
この記事を書いた人
kayama
取締役、アートディレクター
気になったら
まずはご相談を
あなたの悩みのために専門家がチームを組み、課題解決に取り組みます。
まずはお気軽にお問い合わせください。
日本全国どこでも対応します。