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2024年09月19日
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Googleしごと検索の設置方法
Googleしごと検索(Google for Jobs)をご存知でしょうか。
Google検索で求人採用関係のキーワードで検索したときに該当する求人情報を検索結果ページの上部に表示する機能になります。
この機能を使えば無料で検索結果上部に表示させることができるようになり、ピンポイントに求職者にリーチすることができるようになりますので広告を打たなくても広くアピールすることが可能になります。
いまは募集する機会がなくても将来のためにもぜひ覚えておきたい機能です。
しごと検索はリスティング広告枠とオーガニック検索結果の間に表示されます。
ポジション的に大変目につきやすく、アプローチしやすいと言えます。
Googleしごと検索のメリット
- 無料で求人を掲載できる
- 該当ページのSEOで上位表示を取っていなくても掲載される
- 近隣の求職者にアプローチしやすい
一つずつ見ていきましょう。
無料で求人を掲載できる
求人サイトに掲載されている情報を集約して表示するような仕組みではなく、Googleの書式に則ったデータを公開していれば自動的に公開されます。
そのため、無料で気軽に掲載できるのが強みです。
該当ページのSEOで上位表示を取っていなくても掲載される
ページの上部に表示させる、と考えるとSEOで上位表示していないといけないように思われますが、しごと検索の表示枠はページのSEO表示に関係なく表示されます。
Google検索の結果では、有料プランなどは存在しないため、どの企業も均等に表示されるチャンスがあります。
近隣の求職者にアプローチしやすい
しごと検索では「高円寺 トリマー 求人」のように場所を絞って検索することで結果のエリアを絞り込むことができますが、場所を指定しない場合、現在地から近い該当結果が表示されます。
(ブラウザに位置情報取得を許可した場合に限る)
Googleしごと検索の設置方法
それでは早速設置方法を見ていきましょう。
リクルートページを作成する
まずはHTMLでリクルートページを作成します。
募集する内容についてまとめておきましょう。
静的にHTMLを作成してもいいですし、WordPressやCMSを使用して作成するのでも構いません。
項目については次の構造化データで触れていきます。
構造化データを作成してページ内に埋め込む
構造化データは、情報に意味付けをしてGoogleのボットに理解してもらうためのデータになります。
構造化データは、HTMLページ内に埋め込みますが、ブラウザには表示されないデータになります。
具体的な作成方法は、Googleのデベロッパーガイドに記載してありますが、理解するのが面倒、という場合はKNOWLEDGE ROOMさんが用意しているGoogle しごと検索(Google for Jobs)構造化データ作成ツールを使うと簡単に用意することができます。
こちらは、必要な項目を入力すると、下(背景が黒い箇所)に構造化されたデータが出力されますので、そのままコピペして作成したリクルートページに貼り付けるだけになっています。
ここで注意点がいくつかあります。
1つ目は、HTMLデータと構造化データの中身が同じであること。
例えば、構造化データでは時給が2,000円なのにHTMLデータでは時給が1,000円と書いてあった、ということも可能になります。
構造化データとHTMLデータの内容が異なる場合は掲載されない場合があるので、特に更新する際にはご注意ください。
(差異がどのくらいまで許容されるのかわかっていません。概要「description」はある程度の差異が許容されるのではないかと考えています。)
2つ目は、1リクルートページには1構造化データのみ記載すること。
ページがないからといって、営業職と技術職を同じページで募集すると掲載されなくなります。
必ず、1募集には1ページを作成し、1構造化データを記載するようにしてください。
あとは待つだけで自然に掲載され(・・・るはず)ます!
掲載されないとき・早く掲載させたいとき
ちゃんと設定したはずなのになかなか掲載されない、急いでいるから早く掲載させたいというときはこちらをチェックしてください。
- そもそもGoogleにインデックスされていない
例えばドメインを取ったばかりでGoogleにインデックスされていない、という場合があります。
インデックスされていなければ情報を読みに来ていないわけですから掲載されるはずがありません。
まずはGoogleにインデックスさせる必要があります。
GoogleSearchConsoleを使って、サイトマップからインデックス登録させることができます。
詳しい説明は別途ご紹介したいと思いますが、お急ぎの場合は弊社の技術部までお問い合わせください。 - Googleのコンテンツポリシーに違反している
先程のガイドライン内にコンテンツポリシーなどが用意されていますので、一通り目を通すことをおすすめします。
- 求人期間に含まれていない
構造化データの作成で、「掲載予定日」「掲載期限日」がありますが、この範囲内にない場合は表示されません。 - リクルートページに2つ以上の構造化データが記載されている
先ほど注意点として挙げましたが、1ページ内に2つ以上の構造化データが含まれると掲載されません。
まとめ
以上、Googleしごと検索(Google for Jobs)の設置方法をまとめてみました。
ページを作成するように簡単に募集を掲載することができるので中小企業や長期的に募集したい、露出を増やしたいといった場合に大変有効なのではないかと思います。
設置できない、依頼したいという場合は当社までお問い合わせください。
この記事を書いた人
おおつき@TTI
Webディレクター、Webコンサルタント、Webコーダー、日曜プログラマー、他色々やってます。
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